去る10月4日に開催したイベント Splasssh in Miyako 2013「宮古島から考える新しいライフスタイルとIT」には、定員を超えるたくさんの方がご来場くださいました。タンディガータンディー!!
島内にも、これほど多くの方がこのようなイベントに興味をもっていらっしゃることが解ったことは大変うれしくもあり、心強く感じました。
これから様々なイベントを企画いたしますので、ぜひまた会場でお会いいたしましょう!!
また、翌5日に予定していた「Re:chargeプレゼンツ島ノマド体験ツアー」は残念ながら、台風接近のため中止とさせていただきました。
こちらの方も第2弾、第3弾とリベンジとして企画したいと思いますので、ぜひよろしくお願い致します!!!
それでは皆さん、また宮古島の空の下お会いいたしましょう!!
(掲載写真は、鍋坂樹伸様よりご提供いただきました。)
スマートデバイス時代の、地域ワクワク・イノベーションを考える
時代の流れと共に、人の価値観、消費、行動決定のプロセスは変化しています。そして、その中から生まれるヒット商品やヒット・ビジネス。
本セッションでは、それらのフレームや仕組みを探りながら、スマートデバイス時代の地域産業に密接したITイノベーションのアイデアを考えていきます。
ヒトの消費、行動決定プロセスの仕組み
+アルファ、ワクワクの付加価値の重要性
見落としがち!実はちかくにころがる大切な観点
地方に見るWeb利用の特異性
ITとの組み合わせで地方産業を優位にするフレーム
宮古島イノベーションのアイデア
中川 直樹(なかがわ・なおき)
株式会社アンティー・ファクトリー
代表取締役
1969年生 浜松市出身
ニューヨーク州立大学 Fashion Institute of Technology(F.I.T)広告デザイン学科卒業。NYにてWebデザイン、グラフィックデザインに従事。 帰国後 1997年アンティー・デザインを設立。
実績は、三菱電機、資生堂、カネボウ、S&B食品、日産自動車、バドワイザー、SonyEricsson、コカ・コーラ、フジテレビ、アルファロメオ、ALL ABOUT、VOGUE他多数。
Web Designing「中川流Web道」、デジタルハリウッド、リクルート、ベネッセコーポレーション他、講師、講演活動多数。
2009年度より社団法人JWDA会長。2012年度より社団法人JWSDA会長。
視点を変えて見えてくる事業と仕事のかたち
会社といっても、さまざまな事業があり、そうした事業が会社を支えています。
会社を成長させていくには、事業の継続が重要でありながらも、同じ事業だけでよいのかという不安は常に抱えています。そうした中で、既存の事業のみかたを変えて、新しい事業に取り組み、Webを最大限に活用している企業があります。
このセッションでは、地方の企業で新しいサービスを立ち上げ、Webを活用されている事例と共に、Web制作においても視点を変えていくと見えてくる仕事のカタチについて紹介します。
神森 勉(かみもり・つとむ)
株式会社KDDI ウェブコミュニケーションズ SMB事業本部 デザイン部GM
商社営業マンからDTPオペレーターを経て、1997年よりWeb制作に携わる。2000年9月グローバルデザインへマークアップエンジニアとして入社。 2004年に上京し、制作会社にてディレクター、制作部マネージャーを勤める。2002年頃よりアクセシビリティへの取り組みを始め、クライアントサイト の実装、コンサルティング経験を持つ。同時期、Web Creators、Web Designingの連載や、単著、共著などの執筆活動、CSS NiteやAdobeイベント講師などの講師業も行う。
2011年 KDDI ウェブコミュニケーションズに入社。デザイン部GMとして、CPI、CloudCore、boundioのデザインコンセプトの責任者としてブランド戦略およびWebサイト戦略に携わっている。
小さな会社や個人商店こそ活用したい、みんなのビジネスオンライン
みんなのビジネスオンライン(みんビズ)は、中小企業が本格的なホームページを公開するためのサービスです。1年間は無料(2年目以降は月1,470円)、独自ドメイン(○○○.jp)で運営できる、ブラウザ上で実際の画面に手を加える感じで更新できる、ショップ機能に対応しているなど、さまざまなメリットがあります。
小さな会社や個人商店が本格的なホームページを作り、継続的に情報発信をするには、価格や運営体制の面でけっこうハードルが高いものです。また、Webデザイナーなどプロの側も、デザイン費やシステム構築費の折り合いがつかずに、ホームページ制作の依頼を受けられないケースがあります。このようなお互いのミスマッチを解消するサービスとして、「みんビズ」を活用することをおすすめします。
このセッションでは、みんビズの特徴や使い方、プロに依頼したほうがよい点、ホームページを公開したあとの話などを、デモや事例をまじえて解説します。
益子貴寛(ましこ・たかひろ)
株式会社サイバーガーデン 代表取締役
1975年、栃木県宇都宮市生まれ。
Webサイトのコンサルティング、Webサービスの企画・制作、Webテクノロジー関連の執筆や教育活動などに従事。
スマートフォン向けWebサービス、HTML5、CSS3、各種APIを利用したWebサービスの開発にも積極的に関わる。
主な著書に『Web標準の教科書』(秀和システム)、『現場のプロから学ぶXHTML+CSS』(共著、マイナビ)、『Web検定 標準ガイドブックシリーズ』(監修、ワークスコーポレーション)など。
教育の情報化と広域連携の効果
~宮古島市フューチャースクール推進事業と校務支援システム
2011年より総務省の「フューチャースクール推進事業」と文科省の「学びのイノベーション事業」の実施校に選定された宮古島市下地中学校。
翌年1月には全生徒と教員に1人1台のタブレットパソコンを配布。2月には電子黒板やデジタル教科書などを利用したシステムの運用が開始されています。
現在、同中学校は、ITを駆使した日本の新しい授業のあり方について模索しています。
さらに、宮古島市内の小中学校では、昨年4月からクラウド上の共通アプリケーションを用いた「校務支援システム」を導入し活用が進んでいます。
このセッションではこれらの取り組みを紹介し、より広範囲への展開と普及のための成功の鍵を探ります。
田場 秀樹(たば・ひでき)
宮古島市教育委員会 教育部長
昭和31年生(57歳)旧平良市出身
昭和56年 伊良部町立伊良部小学校 教諭 採用
平成20年 宮古島市立鏡原中学校 校長 ・宮古島市立南小学校
平成23年 宮古島市教育委員会 教育部長
総務省の「フューチャースクール推進事業」と文科省の「学びのイノベーション事業」を宮古島市下地中学校に導入。 両事業の課題を抽出しながら、ITを駆使した日本の新しい授業のあり方について模索。 また、ICTを活用した最先端の教育環境の実現を目指し、大小6つの島々に海を隔てて36校の小中学校が分布している宮古島市の学校間の情報共有や全体の 連携などの課題解決のために、クラウドを利用した教育のICT化の旗振り役となっている。
宮古島でIT!新しいワークスタイルが拡げる可能性
ブロードバンドやクラウド環境の進化により、IT関連の仕事の多くは物理的な作業場所から自由になりつつあります。
「ぬけるような空と碧い海の下で、都会と同じようにITの仕事ができたら。」
Re:chargeは、そんなアイディアからはじまりました。
宮古島がもつ「美しい自然と温かい人々」と、都会のクリエイターがもつ「技術やノウハウ」、互いのリソースを交換することで、それぞれの課題を解決しようという試みです。
通勤や人間関係といった都会特有のストレスから解放され、クリエイティブな仲間と心を通わせることで、イノベーションがおこるでしょう。環境負荷をかけずに経済効果を期待できるIT産業が拡大すれば、宮古島の地域課題の解決に貢献できます。
このセッションでは、私達が準備をすすめる「Re:chargeプロジェクト」を題材に、Webクリエイターのあたらしいワークスタイルについて考えていきます。
株式会社リチャージ、株式会社タービン・インタラクティブ
広告代理店で黎明期のWeb開発業務を経験した後、1999年、29才でタービン・インタラクティブを設立。 スタッフ35名、名古屋トップクラスのインタラクティブエージェンシーに成長させる。「広告+Webマーケティング」両領域での経験をベースにしたコンサルティング、プロデュース力は、多くの企業に高く評価されている。
2008年〜2012年の4回にわたり、米国へ最新のネット・広告テクノロジー視察を実施。
経営、プロデュース実務の傍ら、講演・執筆活動を通じてエバンジェリストとしての活動を続けている。
2013年7月、沖縄県宮古島に株式会社リチャージを設立。宮古島出身・在住のIT関連プロフェッショナルと共に「より自由なITワークプレースの創出」と、「ITによる地域課題の解決」のために活動を開始。
早稲田大学卒、著書『上司が知らないインターネット新常識』(中部経済新聞社)